ご挨拶
皆さんこんにちは。CviNa留学ブログ運営者の「くろへい」です。前回に引き続き、今回のブログではまだまだたくさん謎に包まれたイギリスの大学のカリキュラム、特にダラム大学のカリキュラムや教育システムについて思う存分に説明をしていきたいと思います。
今回はどんな講義が行われるのか、そしてよく海外大学といえば「少人数でディスカッション!」「アクティブラーニング!」などというイメージがありますが果たしてダラムではどうか、などを精査していきたいと思います。
「前回同様、カリキュラムの仕組みから評価方法までかなり詳しく書くので、イギリスの大学に行きたい方はもちろん、ざっくりと海外大学進学を考えている人にとっても読みごたえのある記事となっております☆彡」
[/word_balloon]このブログは前回のブログのシリーズ後編となっておりますので、前編をまだ読んでないよ、なんて方がいらっしゃいましたら以下のリンクからぜひお読みください!
そしてTwitterではダラム大学の魅力から、イギリスの魅力そして英語学習法など有益な情報をつぶやいているほか、テスト前の悲痛の叫びなど「留学」をリアリティあるものとしてお伝えしているのでぜひのぞいていってください!
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それでは、本題に入りましょう!
今回は後編なので以下の目次の3と4の話題について深く掘り下げていきたいと思います。
目次
- ダラム大学の概要
- ダラム大学のカリキュラムの仕組み
- ダラム大学の授業の仕組み~レクチャーとセミナー~
- ダラム大学の評価の仕組み~EssayとExam~
ダラム大学の授業の仕組み~レクチャーとセミナー~
ダラム大学は基本的にレクチャーとセミナーという二つの軸で授業が構成されています。
レクチャーというのは「講義」、そしてセミナーは「少人数制のディスカッション」を指します。
ここで、ダラム大学のオフィシャルウェブサイトを見てみましょう。

この表はどれだけレクチャーとセミナーが通年であるかを示しています。
この表からわかる通り、
一週間に一時間のレクチャーがあり、二週間に一回セミナーがあることが分かりますよね。
二週間に一回はイギリス英語で「Fortnightly」と言うよ!
[/word_balloon]そして、三番目の欄に書かれているのはどれだけ授業準備としてリーディングが必要かを示したものです。予習と復習に170時間は独学に時間を割きなさいと書いてあり、一番肉体的にも精神的にも大変です。
なぜなら、授業の予習復習は自分がやろうと思わない限りさぼれてしまいますし
教授の手が届かないところでもちろん予習復習をしますから、監視する人が誰もいません。
自分でスケジュールを立てて効率的に勉強に時間を割いていく。
本格的に自分自身で自分を律することが特にダラム大学の社会学、人文学では求められると思います。
授業の進み方:レクチャー
主にレクチャーは講義形式の授業で一時間で、1レクチャーです。
ごくまれに一時間半で、1レクチャーな科目や授業もありますが、
たいていは「一時間、1レクチャー」だと思ってもらって大丈夫です。
科目によって講義室の大きさも違いますが、ビジネスや経済学部、心理学などではない限り
一クラス50人程度の小さなクラスで行われます。
したがって、講義というよりかは高校の授業形式の延長のようなイメージの方があっていると思います。
なので教授もものすごく距離が近く、全員ファーストネームで呼びますし、メールも気軽に「Hi!」から始めます。
わからないことや自分の意見や考えなどをもう少しちゃんと話したい、などあったら気軽にレクチャー終わりに教授を捕まえてお話しすることができます。
他の大学ではなかなかそうはいかないこともあるそうで、その点、僕はダラム大学を選べて本当によかったなぁと思いました。
まとめ:「一時間、一レクチャー」「教授との距離が近い」「大学の大講義というよりかは、規模感としては高校の延長」
[/word_balloon]授業の進み方:セミナー
セミナーは毎回のレクチャーで出されるリーディングを読み込み、その学術論文に対して
- 大事なポイントは何だったのか
- 自分はどう思ったのか、
- どのように批評をするか
- そしてそれをどのように自分のエッセイに取り込むまでに昇華できそうか
をひたすら考えながらセミナーで5~10人くらいで教授も含めて議論します。
大体二週間に一回のペースでディスカッションが行われます。宿題として出されるリーディングは大体論文2本(合計40~50ページくらい)ですが
もちろんみんなそれぞれの意見を論理的に述べなくてはいけないため、
自分たちでさらに2本くらい論文を読みこなしてセミナーに出席しています。
また、アメリカの大学を視野に入れて探している人は「ディスカッションは全員参加が義務づけられている」と思われているかもしれませんが、
イギリスの、ダラム大学ではそんなことはありません。
- しゃべりたい人がしゃべる。
- 教授がそれに反応する。
- またそれに反論、肯定、オリジナルな意見がでる
の繰り返しで話したい人のみが話す環境です。これはいってしまえば、授業についてこれる人たちだけで授業が行われていて、準備を怠ったり、「あまりそのトピックに興味がないんだなぁ」という人は参加しないため、
かなりシビアな理解度の差が出来上がります。
こういった面では、本当にその学問が好きな人はどこまでものびのびと自分を成長させることができるし、逆にそうではない人はあまり伸びが期待しにくい環境と結論付けることができると思います。
これに関してはダラムの有名なYouTuberのJack Edwardsさんもかなり詳しく話しているので興味があったらご覧ください!
「セミナー」はかなりの実力社会!埋もれないように前に前に精神が大事!
[/word_balloon]さて、ここまでレクチャーとセミナーについてかなり濃ゆい密度で説明してきましたので、そろそろ成績や課題の話についてお話していこうと思います!